私達について
「地域精神保健福祉を学ぶ市民の会」の営みに参加している私達の自己紹介を
各々の担当内容を中心に手短に記載します。
(五十音順)
明石健太郎( 音楽活動担当 千葉県精神障害者ピアサポート専門員)
私は長らく当事者活動の在り方を模索していましたが、中々実現には至りませんでした。
今回リカバリーカレッジ千葉開設準備会に参加して、当事者性の有無に関係なく様々な人達との交流を深める中で、『語る』だけが全てでは無く(楽器を)『弾く』ことも通達手段の一つと知り、非常に興奮しております。
自らの「引き籠もり」の経験も含め、音楽を通して皆様に伝わればと思っております。
この企画を通して『語る』だけが全てでは無い事を、参加者の皆様に伝えて行ければと考えております。
伊藤嘉章 (結婚相談担当・介護福祉士・千葉県精神障害者ピアサポート専門員・共同代表)
私は、障害者就労継続支援B型で、ピアスタッフとして働かせていただいております。結婚相談担当という役割で、障がいを抱えていておられる方々の結婚や人生についての相談できる場所を創りたいと夢見ています。
精神障害を抱えて生きてきたからこその私自身の経験を、この市民の会という学びの場所で活かしていきたいと願っています。
木村 潔 (企画推進担当・精神保健福祉士・相談支援専門員・WRAPファシリテーター・共同代表)
人のこころは脆いものです。一度不調に陥ると、恢復(リカバリー)には時間をも含めて多くの手立てが必要となります。メンタルの不調を体験した人たちが集い、医療や福祉などで使われていることば(例えば幻聴などの専門用語)で自らを語るのではなく、自分の体験から滲み出たことばを一語一語紡ぎながら互いに深く語り合うことができる、「豊かで深く大らかで温かな空間をつくりたい!」との夢を、私は長い間抱き続けてきました。語れる場、出会える場、繋がることができる場、活かし合うことができる場…と考えていくと、メンタルの不調は誰もが暮しのなかで体験していることで、精神障害者に特有なことではないという極めて<当たり前>のことが立ち顕われてきます。この感覚を地域住民にもわかってもらえるような<平易な企画>を立てて、理解者を1つずつ着実に増やしながら、リカバリーが生じやすい空間を地域の只中につくり続けることを、みんなで模索して行きたいと願っています。
熊川真知子(食による居場所作り担当・創作料理人・茶道専任講師 宗真・介護福祉士・社会福祉主事)
お料理を作る事が大好きで、皆さんが笑顔で食べている満足そうな様子に触れ、一人ひとりにありがとうと伝える、ワイワイガヤガヤ語り合い、誰一人見捨てない空間を作りたいです。
私は茶道と触れ合ってから50年になります。まだまだ学び続けていきたいです。
介護もさせてください。介護福祉士と社会福祉主事を取得しました。
自宅レストラン『里のいも』を、社会に適応しづらい方々の働きの場として11年前に作り10名程働いておりましたが、今は私一人でやっています。
呉 慎次郎(世界の回復体験実話集配布担当・楽楽農園 農園主・精神保健福祉士)
長男が20歳で統失を発症し、その後10年間の回復の見込みの無い都会生活に見切りをつけ、自然療法を目指し、2000年1月に、家内と3人で西伊豆の僻村でリハ農園(ミカン園)を始めた老骨です。以来その農園に来訪する家族が語る『回復体験談』を、小冊子にまとめ、HardとDigitalの両版にて全国の闘病仲間や家族会に無料配布しています。最近では、海外からも、回復体験に関する著名な「ベストセラー」の著者から、ダイジェスト版の原稿が貰えるようになり、GoogleやAmazonの通販Netに載せて、『病苦と、偏見、収入途絶』の3重苦に喘ぐ闘病仲間に、主要3か国語版(英語・西語・中国語)にて、回復の希望を届けています。世界の路地裏迄届けたい、とのクレイジーな願い、『100万冊の配布・配信』を目指しています。敬服する情熱家 木村 潔氏のお誘いを受けて、当会の『聴くかい?読むかい?出会うかい?』の主旨に強く惹かれて、お仲間に入れて戴いた、九十九里浜在住の楽楽農園、自称ラクジーです。(楽楽農園 URL:https://www.rakurakunouen.com/)
水島英行 (SNS担当・精神保健福祉士・千葉県精神障害者ピアサポート専門員・共同代表)
私は、福祉事業所で「当事者スタッフ」という立場で働いています。「市民の会」の中では、精神科の病の当事者としてあるいは一個人として、他の方達と交流したり発言したり学んだりしていきたいと考えております。
なお、「必要な情報や支援に繋がることが出来ないまま、精神状態や生活の質などを著しく悪化させてしまっている方達が実際に存在している。」という話を私は聞いたことがあります。そして、インターネット上のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを上手く利用することが出来れば、そうした孤立しかけている方達に、必要な情報や支援が届きやすくなるのではないかと私は想像しております。
そのような私自身の個人的な想像を具体的な形で実現していくために、試行錯誤していきたいと私は考えております。